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- あめ組(2歳児)
蝶々の成長を見守る(2歳児)
2歳児クラスの子ども達は昆虫が大好き!
そんな子ども達の中に、登園時やお休みの日にアゲハ蝶の卵や小さな赤ちゃんを見つけて、園に持ってきてくれるお友だちがいます。
その赤ちゃんを、春から、(今現在も)次々とやってくるアゲハ蝶の赤ちゃんを、蝶々へと成長するまで育て、見守り続けています。
園庭のレモンの木から葉っぱをとり、ケースの中が汚れればお掃除し、日々飼育する事で、茶色の小さな赤ちゃんが緑色の幼虫へと変化していきます。
「見て、歩いてるよ!」とケースの縁を歩く青虫の姿を優しく見守ります。
青虫は、危険を察知すると頭から黄色い臭覚を出します。
その匂いは独特です。
「変な匂いがする‥」と顔を近付け、鼻を押さえていました。
レモンの葉っぱを使って、ケースの縁からお引越しです。
レモンの葉っぱの匂いに誘われ、青虫がゆっくり葉っぱの上に移動してきました。
更に、手に乗るのか手の平を近付けて実験です。
ゆっくり移動してくる青虫に、お友だちと喜びを共有していました。
レモンの葉っぱを沢山食べて成長した青虫は、立派はサナギへと変化します。
『はらぺこあおむし』の絵本をケースの近くに持ってくると、「一緒!」と保育者に教えてくれました。
そして、一週間ほどするとケースの中で綺麗な羽を広げようとするアゲハ蝶の姿を発見!
「なんで、じっとしてるん?」
ケースの中で動かないアゲハ蝶に首を傾げていました。
「今、動いたよ!」
「羽、パタパタ〜ってしてた!」
発見したお友だちが手を使ってジャスチャーをします。
「ほんとだ!動いてる!」とみんなで大喜びです。
そしてついに、お別れの時です。
レモンの葉っぱに留まり、羽を乾かさなくては飛べない為、レモンの木の前でケースの蓋を開けます。
「バイバーイ!またきてねー!」と大きな声で見送ります。
パッとケースの中から飛んでいくと、近くのレモンの木に留まりました。
「とまってるね〜!」と、満面の笑みで嬉しそうです。
「あ!飛んだ!!」
羽を乾かし切ると、あっという間に飛び立ってしまいました。
「あっちに飛んで行ったな〜」
「また来るかな?」
飛び立ったアゲハ蝶の姿を見守りながら、少し寂しそうな子ども達でした。
しかし、2歳児クラスの保育室にあるケースの中には、アゲハ蝶の赤ちゃん・青虫・サナギ達がまだまだ居るのです!
「青虫さんにレモンの葉っぱあげなきゃ〜」と、飼育はこれからも続きそうです。
アゲハ蝶が羽化するタイミングによっては、みんなが登園するまでにケースの中から出してあげなければならない時もあります。
そんな時は、タブレットで飛び立つ様子を撮影し、みんなで鑑賞しています。
「次は、何色の羽かな〜?」と、アゲハ蝶の成長を楽しみにしている2歳児の子ども達です!