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- そら・くじら組(4・5歳児)
お守りに願いを込めて・・(5歳児)

先日、法人での取り組みとして行われている「オペレッタ」についてご紹介させていただきましたが、今回も法人での取り組みのひとつ、「ゲルニカ」についてご紹介させていただきます。
「ゲルニカ」とは画家のピカソが戦争の悲惨さや愚かさを伝えるために描いた作品です。
この「ゲルニカ」をモチーフに、社会福祉法人くじらの子ども達で作った作品を組み合わせ、実物のゲルニカの絵と同じ、3.5m×7.8mの壁画を作成する取り組みが毎年行われています。
壁画制作を通じ平和を祈念するとともに、子ども達も作品作りの過程で平和(喧嘩からの仲直り)について学んでいくことをねらいとしています。
そんなゲルニカの活動も今年で7回目。
今までの作品には「風のゲルニカ」や「駅のゲルニカ」など様々なテーマがあり、今年のテーマは「古(いにしえ)のゲルニカ」です。
風のゲルニカでは風車を・・
駅のゲルニカでは色とりどりのキューブを・・・
全国のくじらの仲間たちが作り上げた風車やキューブを集めて、最後には大きなくじらの形が出来上がりました✨
今年のテーマの「古のゲルニカ」の作成にあたり、今回はお守りです。
子ども達一人ひとりが、自分達の願いや祈りを込めて書いたメッセージをお守りに入れて仕上げました。
毎年ゲルニカについての話をする際、始めに全国にいるくじらの仲間たちについてのお話を聞きます。

日本地図とともに、全国のくじらの仲間たちの名前が書かれている、小さなくじらが貼られています。
子ども達はその地図を見ながら
「へえ~こんなにいっぱいいるんだ~」
「あ、一緒に遊んだことある保育園もある!!」
「色んな名前の保育園があるんだね」
と興味深そうに見ていました。
次に平和と戦争についてのお話を聞きました。



絵本を読み進めながら関心を深めていきます。
左右の絵を見比べて「怖いね・・」と真剣に聞く子ども達。
ですが後半に出てきたこの絵を見たみんなの反応はというと・・

「おんなじやん!」
「敵も味方もおんなじってこと?」
「太陽は一つだから??」
とそれぞれの見解で読み解こうとする姿が見られ、真剣に見ていたからこそ出てくる意見だなと感心しました。
また、子ども達の視点や柔軟な考え方に成長を感じた瞬間でもありました✨
ここからはお守り製作が始まります。
それぞれ平和と戦争へ関心をもち理解を深めたところで、自分なりの願い事を書き進めていきました。

今回の取り組みはメッセージを書く事がメインだったので、メッセージの内容に少しだけ触れてみたいと思います。

始めに「伝えたいメッセージは、絵でも文字でも、どっちを使ってもみんなの自由です。自分なりに気持ちを込めて書きましょう」と伝えたので、こちらはイラストのみで表現しています。

「みんながげんきにすごせますように」

「せんそうがなくなりますように」(地球とくじらのロゴも添えて🥰)
それぞれ素敵なメッセージを書いて見せてくれました。
他にも「へいわにくらせますように」「けがしませんように」といった素敵なメッセージもたくさんありました。
「平和と戦争」というとても難しい内容のお話を、子ども達は自分なりに考えて、理解しようとし、自分なりの言葉や絵で表すことができていて驚いたと同時に、メッセージから垣間見える思いやりや優しさの心も育っていることがうかがえ、とても嬉しく感じました。
最年長クラスであるくじら組の子ども達は、あと数か月後にはそれぞれの小学校に分かれ、新しい出会いの中でぶつかったり悩んだりする瞬間がたくさんあると思います。
それでも、今回の体験で芽生えた思いやりの心を忘れずに、これからも自分の夢に向かって進んでいってほしいと思います。